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CPUケースを作ってみました
HTPCの電磁ノイズ対策を進めてきましたが、ノイズの元??であろうCPUに関しては今まで手付かずの状況でした。CPUに関しては“熱”の問題がある為、半端な対策ではトラブルにつながる恐れがあります。ゴールデンウィークを使って放熱バッチリのCPUケース(電磁波の隔壁)の工作にチャレンジしてみました。 工作の内容ですが、アルミ製のケースを基盤とヒートシンクの寸法(形)に合わせて製作し、ケースファンで直接熱を吸い出せるような構造にしてみました。又、以後のメンテナンス性を考えて簡単に付け外しが出来るように考慮してあります。 ステーの取り付け まずは電源との隔壁(写真上部のアルミ板)にコの字型のステーを2本取り付けます。アルミケースを付け外し可能とする為のレールです。アルミケースはこのレールに引っ掛ける形でセットされます。今回の対策は高い工作精度が要求されるので、位置取りには神経を使いました。 (写真中央の黒いパーツが今回シールドするCPUヒートシンクです) ケースファンの加工 既存のケースファンに“ファン変換アダプター(青いパーツ)”を取り付けます。このパーツがファンとアルミケースの隙間を埋める役割を担います。更にそのアダプターにアルミ板を取り付け、導風のための穴を開けました。この穴に合わせてアルミケース側にも穴を開け、そこから熱を吸い出すようにします。 電磁波吸収シート 今回の対策に合わせてヒートシンクに電磁波吸収シートを貼り付けました(茶色のシート)。このシートをヒートシンクに貼る事で黒が沈み、コントラストが上がります。※比較視聴した結果、有効性を確認しました アルミケース 今回製作したアルミケースです。加工が容易な0.8mm厚のアルミ板で原型を作り、その上に型取りした1.5mm厚のアルミ板を2枚づつ重ねてあります。更にその内側に0.2mm厚の銅板を貼ってみました。 ケースをセット 作成したアルミケースを前途のステーに引っ掛けて押し込みます。このような構造ですと簡単に取り外しが出来ますし、ケース本体のバージョンアップ??も可能です。 セット完了!! 奥まで押し込んだ状態です。この位置でファン側に開けた穴とケース側に開けた穴の位置がピッタリと合うようになっています。隙間はまったく無く、当初考えていた隙間を埋める為のシートも必要ありませんでした!! 完成!! 完成しました!!アルミ板の加工はとても大変で苦労しましたが、結構綺麗に出来たと思います。排熱の仕掛けも完璧で、CPUの温度も40度で安定しています。肝心の効果ですが、期待していたような“劇的”な変化ではありませんでしたが、全ての部分でクオリティーが上がっています。特に、コントラストが不足してあまり綺麗に再生出来なかったようなソフトでの変化が顕著で、どんなソフトを再生してもそれなりに見られるようになりました。画質(エンコード)が良いソフトではハイビジョンに迫るような絵が出ています。 【翌日追記】 上記の画質チェックは遅い時間まで工作した後“ヘロヘロ”の状態で見た感想でしたので、翌日再度じっくりと画質チェックをしてみました。 すると・・・・かなり凄い絵が出ていたのです!!映像のきめ細かさでは良く出来たハイビジョン映像にはわずかに及びませんが、色の鮮度やコントラスト感等その他はそれを凌駕している部分が多く、“DVDでもここまでの絵が出るんだナ-”と感慨にふけってしまいました。 その他に、音にも良い影響があったようで、音の立ち上がりが鋭くなり、細かい音の輪郭も明瞭になったようです。サラウンドの密度が上がりました。
by hanaybb
| 2005-05-07 13:32
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